アーティスト

夜の絶対値
|La nuit|インタビュー

Spinnupからのリリースを通じて、見事ユニバーサル ミュージックと契約のチャンスを掴んだ大阪発シネマティックスリーピースバンド、|La nuit|(ラニュイ)。Vo. モモカミヤ、Gt. 優生、Ba. Utenaの3名で、”午前2時の貴方に寄り添いたい”というコンセプトのもとに活動中だ。

la-nuit

左から Ba. Utena、Vo. モモカミヤ、Gt. 優生

結成後はコロナ禍での本格始動を余儀なくされたが、TikTokやYouTubeを通じて活動の幅を広げると瞬く間にコミュニティーを築き上げ、フォロワーを増やしてきた。なかでもYouTubeのチャンネル登録者数は開始後約3週間で1万人を突破、メンバー3人それぞれが ”弾いてみた”、”歌ってみた” などのコンテンツで個性を発信し、現在の登録者数は5万人に迫るなど、破竹の勢いをみせている。動画コンテンツやSNSを通じてその音楽的、精神的な結びつきの強さを垣間見せる彼女たちは、もともと同じ高校の軽音楽部出身だという。独特の色香漂う世界観、大人びた感性を発揮するレトリックな楽曲たちとは対照的に、3人が揃って話をすると年齢相応のあどけなさをみせる。そのギャップが、さらにファンの心を掴んで離さないのだろう。

 

今月12日に 5th mini album『旗幟鮮明』(きしせんめい)をリリースしたばかりの彼女たちに、インタビューを敢行した。

 

|La nuit|というグループ名の由来や込められた想いを教えてください。

“|La nuit|”とはフランス語で夜という意味になります。バンド結成前に見た景色を元に「あの夜を想像させる様な曲を作りたい」との思いから名付けました。両端にある”||”は絶対値を表しています。直訳すると”夜の絶対値”となりますが、その答えは皆様に委ねています。

 

“午前2時のあなたに寄り添いたい”というバンドのコンセプトはどのようにして生まれたのでしょうか?

午前2時は、丑三つ時に由来しており、別名“逢魔が時”とも呼ばれています。逢魔が時とは、魔物に遭遇する, 大きな災いを蒙る時間と言い伝えられており、私たちはその時間を、”夜眠れず、悩みに暮れる時間”として捉えました。その様な人たちに寄り添いたいという思いから、活動をしています。

 

|La nuit|の楽曲は背景にあるストーリーを重視していますよね。楽曲をつくるときは、先にストーリーを考えるのでしょうか?バンドとしての楽曲制作のポイントを教えてください。

先にストーリーから考え、楽曲制作を行うことが多いです。共に、登場人物や場面を設定し、心情の変化を楽曲構成に反映していきます。その中で重要視しているのが、五感を表現すること、そして起承転結をつけることです。

 

「シネマティック」というキーワードもまたひとつ、|La nuit|の表現のキーになっていると思います。ミュージックビデオを見ることでさらに楽曲の情報が補完され、世界観が完成されるような印象を受けますが、ビデオ制作へのこだわりを教えてください。

楽曲制作時点で決定したストーリーを出来るだけ忠実に再現する様にしています。
また、その世界を覗き見るかのような表現を行うことにこだわっています。

 

バンドとして次の大きな目標や、今後達成したいことは?

海外進出するのに相応な実力を持つアーティストになり、音楽は勿論、その他の芸術分野でも認められるようになりたいです。

 

最後に、現在配信中の|La nuit|のイチオシ楽曲を教えてください。

今回リリースした 5th mini album 『旗幟鮮明』より「曖昧な夜明け」を聴いて頂きたいです。MVにもなっている楽曲ですので、ぜひ映像と合わせて世界観をお楽しみ下さいませ。

 

最新作『旗幟鮮明』のさらなる楽曲制作秘話はこちらのYouTubeでチェック。演奏時とはまた違った雰囲気をみせる彼女たちの姿もぜひご覧いただきたい。