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MIDIコントローラーを活用しよう!

DAWを使って制作やライブをする際に、MIDIコントローラーを導入することで、よりスピーディーかつ直感的に、また繊細にプロセスを進めることができます。

今回は下記の内容で、MIDIコントローラー導入のメリットやポイント、おすすめのメーカーなどについてご紹介します。

MIDIコントローラーはどんな場面で役に立つ?
作曲する時
ミキシングの時
ライブの際にも有用
選ぶときのポイントは?
操作性
サイズ
ワイヤレスで利用できるか
候補が決まったらいろいろな評判を集めよう
セールやクーポンもお見逃しなく
おすすめのメーカー
Akai Professional
Novation
KORG
Ableton
Native Instruments

 

▼ MIDIコントローラーはどんな場面で役に立つ?

様々な種類があるMIDIコントローラーですが、実際どのような形で役に立つのでしょうか。

 

①作曲する時

MIDIをマウスで打ち込んで行くよりも、鍵盤やドラムパッド型のコントローラーで演奏をすることで、個性豊かなフレーズなどをスピーディーに録音できる場合があります。特に、何かしらの楽器の演奏経験がある方にはメリットが大きいでしょう。

また、フェーダーやノブが付属しているコントローラーであれば、シンセ等のパラメーターをリアルタイムに操作しながら演奏を行うことも可能です。

 

②ミキシングの時

フェーダーやノブが付属しているコントローラーを使用して、DAWのコントロール部分や、ミックスやマスタリングに使用するエフェクト・プラグインなどを繊細かつダイナミックに操作することができます。特に、プロジェクト内で音量やエフェクトなどのパラメーターにおいて、細かくオートメーションを書きたい場合は重宝することが多いです。

 

③ライブの際にも有用

演奏部分(パッド・鍵盤など)とコントロール部分(ノブ・フェーダーなど)が一体になっているコントローラーを一台導入すると、PCベースでのライブ演奏の幅が広がります。また、コントローラーをエネルギッシュに操作することで、演奏さながらの迫力あるパフォーマンスを行うことができるでしょう。ドイツのハウス・バンドとして名高いSession Victimは、2人がコントローラーを使用してエフェクトのかかり具合や、トラックの抜き差しをダイナミックに操り、生演奏さながらのダイナミクスを楽曲に吹き込んでいます。

 

 
 

▼ 選ぶ際のポイントは?

用途に合致するものを入手するには、下記のようなポイントに留意しましょう。

 

①操作性

自分自身がどのような操作をしたいかによって、求める操作性を見定めましょう。

たとえば、簡単なフレーズを打ち込めればよいということであれば、鍵盤やパッドが少なかったり、小さくても問題はありませんが、幅広く複雑なフレーズをリアルタイムに演奏し、録音したいという場合は、市販のキーボードさながらの鍵盤型コントローラーが必要になる場合もあります。

また、ライブでノブをグリグリと操作したい、という場合であれば、大ぶりで堅牢なノブが付属しているものを、ダブやレゲエのように、ディレイやリバーブをリターントラックへダイナミックに送り込みたいといった場合は、なるべくフェーダーが長いコントローラーを選ぶといった事が必要になります。

また、操作性という意味では、利用中のDAWとの互換性がどの様になっているかもポイントです。DAWにネイティブ対応しているコントローラーであれば、つなぐだけで特別な設定などをすることなく、直感的に操作が可能です。

 

②サイズ

前述のように、必要があれば大きいコントローラーを使うことで、理想的なコントロールが可能になりますが、必要以上に大きいサイズを選ぶと、利用できる場所が限られたり、持ち運びに苦労することがあります。各種メーカーの商品ページでは、基本的に商品の実寸が掲載されていますので、使用するシーンに合わせて、適切なスペースかどうかを慎重に参考にするようにしましょう。

また、保管の際にはDecksaverなどで表面を保護したり、持ち運びの際には各商品の純正ケースや、UDGMagmaなどからリリースされているプロデューサー向けの頑丈なバックパック、ハードケースなどを利用することで、長く安全に使用することができます。

 

③ワイヤレスで利用できるか

KORGのmicroKEY Airシリーズや、CMEのXkey Airシリーズなどは、Bluetooth による接続が可能です。PCに複数のケーブルを接続している場合や、デスク周りをスッキリさせたい場合などには重宝するので、ひとつの付加価値としてチェックするのも良いでしょう。

 

④候補が決まったらいろいろな評判を集めよう

ポジティブな内容とネガティブな内容、両方を参照するようにしましょう。

まずはメーカーの公式な紹介内容を一読し、加えて、最近はプラグインのレビューをしているYouTuberやブロガーが多く存在するため、そのような人達による動画やブログ記事を参照してみましょう。特に、実際にそのプラグインを使ったデモをしている動画などは非常に参考になります。

余裕があれば、TwitterやInstagramなどでそのプラグインの評判を検索してみるのも、端的かつ本音ベースの評判を探しやすいので有効と言えるでしょう。

また、お近くの楽器店で実際の商品をぜひリアルにお試しください。

 

⑤セールやクーポンもお見逃しなく

メーカーはランダムにセールを開催することがありますので、メーカーのSNSをフォローしたり、メールマガジンに登録するなどして、情報を見逃さないようにしましょう。

また、毎年、ブラックフライデー(11月の第4金曜日)周辺にはメーカーや小売店で大規模なセールが実施されるので、ほしいものをまとめてチェックしておいて、この時期に一斉購入することもおすすめです。

加えて、楽器店が展示品処分などの名目で大幅に値下げをして放出をする場合もありますので、気になる楽器店のセール情報もSNSやWEB、Digimartなどの中古楽器情報サイトでこまめにチェックしましょう。

 

▼おすすめのメーカー

以上を踏まえて、おすすめのMIDIコントローラーメーカーをご紹介します。

 

①Akai Professional

鍵盤シリーズのMPK、パッドシリーズのMPDなど、コンパクト・軽量かつ、様々な機能を詰め込んだコントローラーをリリースしています。特にパッドコントローラーに関しては、サンプラーシリーズであるMPCの技術を受け継いだ高品位なパッドを搭載しているので、ビートを作りたい方には非常に適していると言えるでしょう。

また、Ableton Live専用のコントローラーであるAPCシリーズは、Liveのセッションビュー上のクリップを操作しつつ、ノブやフェーダーで他のパロメーターを操作したりすることが可能で、制作・ライブともに強い味方になってくれるでしょう。

 
 

②Novation

8×8の碁盤状にパッドが並んでいるLaunchpadシリーズは、前述のAPCシリーズのよう、Ableton Liveのセッションビューでクリップを操作するのに適しています。サイズ感としては少し小さいながらも、ドラムパッドとして利用することも可能です。

また、Launch Control XL はノブとフェーダーを備えたミキサー形状になっており、DAW上でのミキシングや、ライブ時のトラックコントロール時に非常に有用です。ノブやフェーダーは程よいサイズで、安定性があり、操作がしやすい作りとなっています。

また、MIDIキーボードシリーズのLaunch Keyも、しっかりした作りの鍵盤と、パッドやノブなどを兼ね揃えています。

 
 

③KORG

前述のmicroKEY Airシリーズも含め、小型かつ価格も抑えめなコントローラーをリリースしています。特に下記の動画で紹介されているNanoシリーズは、パッド・鍵盤・ノブ&フェーダーそれぞれ必要最低限な機能を備えた、軽量かつコンパクトなコントローラーを手軽に揃えることが可能で、複数台をセットに組み込むユーザーもいるほどです。

 
 

④Ableton

Ableton Live利用してるユーザーであれば、専用コントローラーのPUSHの利用をおすすめします。PUSHを使えば、コンピューターの画面を見ずともLiveを操れるようになり、まるで楽器を扱っているかのような感覚で制作を進めることができるでしょう。

PUSHのポテンシャルについては、Spinnupブログのこちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご参照ください。

 

⑤Native Instruments

同社のソフトウェアバンドルであるKOMPLETEをご利用であれば、キーボードのKONTROLシリーズを併せて利用するとことで、プリセットに素早くアクセスでき、パラメーターのコントロールも容易になります。同社がリリースしている様々なサウンドのパッケージを利用することで、幅広い音色を操ることが可能になります。

ソフトシンセのオススメや、ミックスやマスタリングにオススメのプラグインの記事もぜひご参照いただき、自分に適した環境を構築していきましょう。

スタジオ全体の設計についてお悩みの方は、こちらの記事もご活用ください。

完成した曲のリリースもお忘れなく!