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クラブミュージックをリリースする際のポイント

エレクトロニック、ハウス、テクノ、ヒップホップ・・・ひとくちにクラブミュージックといえど多種多様なジャンルがありますが、そのような音楽を作ってリリースする際、アーティストはどのようなポイントを押さえるべきかについて今回は考えてみましょう。

ロックやポップといったジャンルのアーティストとはまた違った戦い方が必要になりますが、以前よりクラブミュージックはインターネットとの親和性が高く、オンライン上でも自身を表現する機会が多いという特性があり、そういった意味では今の時勢でも活躍の幅を広げられるチャンスが大きいともいえます。

自分自身の作品がどんなファンに響くかを考えよう
オンラインでリリースを配信しよう
      ○ Beatportへの配信はマスト
      ○ その他のストアも活用しよう
      ○ 無料ストリーミングも効果的
DJとしての活動を重視しよう
      ○ DJチャートやプレイリストを発表しよう
      ○ DJミックスをリリースしよう
      ○ DJプレイの機会を作ろう
      ○ 好きなDJへ作品を渡そう

 

▼ 自分自身の作品がどんなファンに響くかを考えよう

あなたの作品はどのようなファンに聴いてもらいたいかを考え、そのファンが触れやすいチャネルへ確実に作品を届けるようにしましょう。

たとえば、DJに聴いてもらいたい場合は、BeatportなどのDJが音源を買うサイトへの配信は欠かせませんし、クラブに通うのが好きなファンへ届けたいのであれば、SoundCloudなどで無料で聴けるようにしたり、DJミックスを作ってその中に自身のトラックを入れるのも効果的でしょう。もしくは、よりリスニングに重きをおくファンへ届けるためには、高音質データの配信や、フィジカルでのリリースも視野に入れたほうがいいかもしれません。

この点について自分自身の方針を固めるにあたっては、他のアーティストの活動を参考にすることもおすすめです。

 

▼ オンラインでリリースを配信しよう

どのようなファンに聴いてもらいたいかに関わらず、いずれにせよ、オンラインでリリースを配信するのはマストと言えるでしょう。クラブミュージックのリリースに強いプラットフォームはいくつかあり、それぞれの特性を理解することで、活用の機会が広がります。

Beatportへの配信はマスト

BeatportはDJがトラックを買うストアとして世界的に最もポピュラーなプラットフォームと言えます。曲数はもちろんですが、ジャンルの幅が非常に多様で、求めているタイプのトラックにたどり着きやすいことが何よりも人気の理由ですが、それだけではなく、ブラウザ上でDJをすることができる”Beatport DJ“といった、革新的なアプリのリリースも積極的に行っています。
※SpinnupはBeatportへのリリース配信も対応しています

 

その他のストアも活用しよう

ハウスなど、ダンスミュージックの各ジャンルに特化したストアも数多く存在します。Spinnupもその多くに配信しています。

無料ストリーミングも効果的

SoundCloudやYouTube、または自身のSNSアカウント上で、フルストリーミングやダウンロードリンクをつけて曲の一部を聴けるようにしておくことも、ファンとのタッチポイントを増やすことができるため非常に効果的です。

 

▼ DJとしての活動を重視しよう

クラブミュージックの作品をリリースしているなら、DJとしても活動をすることで、他のDJや、そのDJのファンへ、自身の作品を知ってもらう機会を作りやすくなります。

具体的には、以下のようなアクションがあり、リアルなイベントやパーティーなどが開催されづらい昨今においてもパフォーマンスがしやすいことは、ロックやポップのアーティストでは得づらい優位性と言えます。

DJチャートやプレイリストを発表しよう

前述したBeatportなどのDJ向け配信サイトでは、DJチャートを作成することができます。チャートには他のアーティストやプロデューサーのリリースを含めることが可能なので、直近で自分自身が気に入ったトラックや、影響を受けたトラックなどを積極的にチャートに入れるようにしましょう。チャートを作成することで、DJチャートページで自分自身を露出することができるチャンスが有るだけではなく、チャートに含めたトラックやリリースを好きなユーザーがあなたの曲も気に入ってくれる可能性が広がります。

また、類似の手法として、Spotifyなどで自身のトラックと他のアーティストやプロデューサーのトラックによるプレイリストを発表することもおすすめです。

DJチャートもプレイリストも、月に1回など定期的に発表し、発表の際には自身のSNSアカウントなどでお知らせをすることで、固定でチェックしてくれるファンをつけることも重要です。

DJミックスをリリースしよう

あなたのトラックを含めたDJミックスをSoundcloudなどで発表することで、あなた自身の持つグルーヴや世界観を伝えることができます。家で過ごす時間が増えた今日では、スムースに1時間程度音楽を楽しむことができるDJミックスがとても重宝される傾向にあり、あなたのミックスを気に入ったファンが、リリースをチェックしてくれる機会も多いといえるでしょう。

ミックスを作成するにあたっては、すでに自身が音源を所有している曲だけではなく、Beatport Link などのサブスクリプションサービスも活用して、選曲をすることも可能です(Beatportは、Beatport Linkのユーザー向けに、さらに曲を探したり管理しやすくするためのアプリを2021年6月にリリースしました)。色々なテーマを掲げて、定期的にミックスをリリースしたり、YouTubeで実際にプレイをしている動画としてリリースをするといった工夫も、あなたのミックスのファンを増やすきっかけとなるでしょう。

 

DJプレイの機会を作ろう

まだまだ不特定多数の人と集まるには注意が必要ですが、自身でのDJ配信や、オンラインイベントへの参加なども含めて、DJプレイの機会を積極的に作るようにしましょう。特に最近では、国をリレーする形での24時間オンラインDJイベントなども開催されており、多数のファンに観てもらえるチャンスもあります。好きなイベントのオーガナイザーへミックスやリリースを送って、積極的に売り込むことも可能です。

リアルなイベントやパーティーへ出演する際には、マスクの着用や消毒など、感染症対策は万全にしましょう。また、現場で過度にお酒を飲みすぎたりすることは、あなた自身のプレイに支障をきたしたり、その後の制作活動などにも影響することがあります。お酒の飲みっぷりやネットワーキングのみで顔を売るDJ活動も一つの形ではありますが、あなた自身がどのような強さを売りにいちアーティストとしてキャリアを形成したいのかを、常に忘れないようにしましょう。

好きなDJに作品を渡そう

自分自身に興味を持ってもらえる、ひいては、実際にプレイしてもらえる可能性を信じて、勇気を持って好きなDJへリリースを渡してみましょう。実際に現場でプレイされることで話題を読んだり、DJ自身がセットリストとして拡散してくれる可能性もあります。
Four Tetの変名プロジェクトであるKHによる2019年リリースのフロアアンセム”Only Human”は、権利の問題で完成してからリリースまでに時間がかかりましたが、トラックのデータを本人から受け取ったBen UFO、Midland、Peggy GouといったDJによって世界各国のトップパーティーでプレイされ、謎のトラックとして大きな話題を呼びました。

 

Spinnupからは、DJにもっともポピュラーな配信サイトであるBeatportや、その他のダンスミュージックに特化したストアへ配信が可能です。すでに音源やアートワークが完成している場合は、すぐにアーティストページよりリリースを作成しましょう。
※サンプルを使用している場合は必要書類の準備をお忘れなく

また、すでにトラックを制作している人も、これからトラックメイクを始めたいと考えている人も、トラックメイカーに最もポピュラーなDAWソフトであるAbleton Liveの特徴や、シンセ・ドラムマシン等のハードウェアを活用する際のポイントなどについて紹介している記事をぜひチェックしてみてください。